深読・実践「自分の小さな「箱」から脱出する方法/アービンジャー・インスティチュート」

書籍実践

こんにちは。

最近夫とぶつかることが多いな・・・と思い、6月は「自分の小さな「箱」から脱出する方法」を実践しました。

独身時代にさらっと読んだときはわからなかった深みのある本!

アウトプットが夫への不満だらけになったらどうしようと思っていましたが笑

読んだだけとじっくり実践は違う!と体感できた1冊でした。

本の概要と実践方法

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■本の概要■
様々な人間関係の問題は、自分が「箱」に入っていることで引き起こされます。
「箱」に入っている、とは自己欺瞞、つまり自分を無理やり正当化している状態です。

箱に入る原因は「自分への裏切り」です。
自分の感情に背き、自分を正当化することで、現実を見る目がゆがむ、こうして箱に入ります。
箱は自分の性格とみなして持ち歩き、相手も箱の中に入れてしまうので、お互いに箱の中にいる口実を与えあう関係となります。

↑書籍には都度、具体例がわかりやすく書かれています。

まず書籍を読み、重点事項を手帳のマンスリーページにまとめました。

今回はどうやって実践するか、を迷いました。

箱から出る方法は次のように書かれています。

誰かに対して箱の外に出ていたいと思ったその瞬間、君はもう箱の外に出ている。なぜなら、相手を人間として見ていればこそ、外に出たいと感じることができるんであって、人間に対してそういう感情を抱けるということは、すでに箱の外に出ているということなんだ。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

・・・?

出たいと意識すれば出られるの?

わかったようなわからないような・・

ひとまず、「箱に入っている瞬間を自覚する」ことに重点を置いて実践しました。

実践にはこちらの書籍も参考にしました。

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書かれている内容は本書と同じですが、順番に実践していくにはとても役立ちました!

実践方法

①箱に入った瞬間を自覚する。

②書籍を読みながら、自分の場合をじっくり考える。

③箱から出ることを意識する。

実践からの気づき

書籍では、箱に入っている状態=相手を「モノ」として見ている、という表現が出てきます。

私は夫に対しては箱に入っている自覚はありましたが(←)

子どもに対しては「モノ」とだなんて見ていないし、「人」として見ていると思っていました。

実践したことで大きな気づきがあった、子どもの事例をご紹介します。

①箱に入った瞬間を自覚する

本書に出てくる図を各家族で書いてみました。

長男のことを書いた具体的案件はこちらです↓

長男の事例)
お風呂前、子どもたちのパジャマを出しておいたはずなのに、娘のパジャマがない。
(過去に何度もこういうこと、あり)
「誰か知ってる?」と声をかけても「知らない」と言うので、探すこと10分。
するとボソッと長男が「あそこにあるよ」と指をさしたのは本棚の上。
夜わちゃわちゃしている中で、10分も探している苛立ちもあり、私は「なんで隠すの?」と一言。
すると長男は「すぐ俺を疑う!教えただけじゃん!」と怒ります。

本書を真似たこの図では、私が「疑ってはいけない」という自分の気持ちを裏切っている、その結果が自分を被害者、相手を嘘つきと見はじめているということになっていますが、

「私が自分を裏切っている」という表現がしっくりきません

私は長男を最初からは疑っていない。だから10分も探している。

自分を裏切る?裏切っているのはむしろ長男じゃん。

自分を裏切るという表現には疑問がありますが、間違いなく私は「自分を正当化」しています。

私は私の役割分担をやっているし、優しくあろうと努めている。できる範囲で子どもたちの望みを叶えている。

これは「箱に入っている」状態なのだろうか・・・?

②書籍を読みながら、自分の場合をじっくり考える。

1.私の持ち運ぶ箱は、どのように「この人」から「私」を遠ざけるか?を考える

まず、私が箱に入っている(上の図の状態)とき、

・相手が自分をどう感じているか

・自分には特権があるのか

を考えます。

そう、子どもたちは私のことを優しいだなんて思っていません。

信じてくれない、わかってくれない、優しくない、ケチだと思われています。(ずーーーん)

わたしは自分を何か特権のある優った人間だと考えていた。つまり、自分や他人を見るわたしの目は、ひどくゆがんでいたわけだ。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

私は家族の中で自分を優った人間だと考えていたんだ・・・

夫や子供たちを見る目はひどくゆがんでいたんだ・・・(ずーーーん)

さらに実践書にある質問に答えていきます。

相手の気持ちを考えることと、自分自身を客観視することで、自分が箱の中に入り込んでいるんだと自覚することができました。

2.私が箱に入っていることで何が起きているかを考える

次の図を書いてみると、私が長男に発した一言で、長男がさらに自分の嫌がることをするように仕向けていることに気づきます。

まさに負のループ。

もう自分が何をしたいのかわかりません。

躾けているあいだもそれ以外のときも、わたしは箱の中に入り続けていた。息子を、手を貸してあげるべき人間としてではなく、叱る対象としてしか見ていなかった。息子はそれを感じて反発していたの。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

嘘をつくのはよくない。意地悪するのはやめてほしい。

そういう想いもあるけど、私は本当に長男を正そうと思って躾けていたのだろうか。

いや、違う。私は頭にきて叱っていただけだ。

最初にざっと読んだときはひっかからなかった一文が、実践しながら読み返すことで、痛いくらい胸に刺さりました。

3.箱の中にいるときの私

私は相手に手を貸してあげようと思えなくなっている。

箱の中にいたわたしが何よりも求めていたのは、自分が正当化されることだったの。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

最初の吹き出しで書いたように

私は最初から疑っていないし、何度も探している誠実な人間である。

すぐ怒る人間ではなくて、優しくありたいから優しく接している。

自分を正当化することに必死だった!

本当に恥ずかしい。

箱の外に出たとしたら、私の望みは何だろうか。

長男が一人の人間として、何かイライラしていることがあるかもしれない、やきもちを焼いているのかもしれない、困っていることがあるかもしれない。ただの遊びかもしれない。

ただの遊びであれば、面白がって楽しさを分かち合うくらいの人間的余裕がほしい。

困っていることがあれば、そっと心に寄り添いたい。

これが私の求めていることなのに、自分の苛立ちから叱る対象としか見れなくなっていた

いつの間にか私は、自分が求めているものまでわからなくなっていたんだ、と気づきました。

4.「相手のため」に行動することは損か

負のループから抜け出したい。箱から出たい。

一方で、「いつも私が箱から出ないといけないの!?」と思ってしまう私がいるのも事実。

箱の外にいるからこそ、他の人たちを人間として見ているからこそ、そして自分がしたいからこそ、手を貸すわけだ。

-中略-

自分は思慮深い人間だとか、価値ある人間だとか、高貴な人間だとか、しじゅう自分の徳を見せつけていなくてはならないのだから、これは大変だ。

実際、手に余るという点では、他の人に対してすべきことよりも、箱の中で自分を証明してみせることのことのほうが、よほど手に余るんじゃないかな。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分がしたいからこそ、手を貸す!!!

私はありたい姿に近づこうとしていたけど、それは箱の中から実践していたのかもしれない・・・

必死に箱の中から「優しくあること」「良い母親であること」を持ち上げていたのかもしれない・・・

相手のためではなく、自分を正当化するために。

自分がしたいからこそ手を貸す、こう考えると、すっと心が軽くなりました。

③箱から出てみて見えた景色

子どもたちに対して、イラっとしたときや疲れているとき、すぐ箱に入ってしまうことを自覚したので、

そういうときにこそ、「自分を正当化する意識を捨て、相手を1人の感情のある人間として意識すること」を心掛けました。

事例1:次男)
午前中公園へ行き、昼に「帰るよ~」と声をかけると
「アイス(をコンビニで買って)食べたい!」と喚く次男。
喚く中、片道10分を連れて帰るのは本当に大変・・と折れてアイスを買ってしまうか、
叩いてくるのが嫌で途中から1mくらい離れたところから、「帰るよ~」と声をかけながら、気が収まるのを待つかでした。(我慢比べ)
でも、相手を人として意識した私の行動は、そっと近くにしゃがみ、「お腹すいたもんね」と声をかける。疲れたし暑いしアイスが食べたい、と心の中で同じ気持ちになってみる。
その状態でいると、しばらく草をむしったり、土をいじってから、「帰る」と言って立ち上がり、次男の方から「手をつなぎたい」と言って帰ってくれました。
事例2:長男)
長男が次男に意地悪するので、次男と先に寝に行くことに。
5分くらいすると、長男も寝室に「ででーん!」と言いながら入ってきました。
(いつもなら、寝室ではケンカしないでよ、とイラっとして黙る私ですが)
「待ってたよ~」と声をかけると「絵本読んで」と隣に。
(最近はいつも自分の好きな漫画を読んでから寝ていたのに!)

(今度長男が嘘をついたら、何と声をかけようかと考えていたのに、冒頭の一件以来は「隠す、嘘をつく」という行為がなくなりました。)

行動ではなく、奥深くにある感情を相手は感じ取る

自分の小さな「箱」から脱出する方法

箱から出ているときの私の感情は穏やかで、敵対心はない。

私の感情が子どもの行動に(鏡のように)映されているんだなと感じました。

実践した感想、まとめ

1ヵ月毎日意識して過ごしてみての変化をまとめると

<実践前>
・夫に対しては箱に入っているけど、私が箱から出ないといけないの!?
・子どもに対しては、箱に入っていないと思う・・・
・やることはやっているし、ありたい姿に近づこうとしている自分を正当化してばかり。
↓
<実践後>
・無理に優しさを押し付けるのではなく、自分が手を貸したいことだけすればいいんだ。
・子どもに対しても箱に入っていた。
・箱に入っていると正当化することに必死で、ありたい姿を見失っていることに気づけた。

とてもお恥ずかしいですが、自分を正当化してばかりいた私は何度もずどーんと谷底に突き落とされました。

夫とのエピソードでもうひと記事書けそうなほど、気づきがてんこもり。

最後に私がこの本を読んで実践してみて考えたこと。

自分が箱に入っていると負のループを創り出してしまう。

自分がどうしたいかを見失っているとき、箱に入っていることを自覚して、相手を一人の人間としてみる。自分を正当化することをやめて、相手にしてあげたいと思うことを実行することが大切。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

実践の様子はTwitterでもアウトプットしています。

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