こんにちは。
子どもは褒めて伸ばしたい!
そう思っているのに、「すごいじゃん!」なんていう簡単な言葉でしか褒めていない・・
承認している気持ちをもっと伝えたいなと思い、今月はこちらの本を実践することにしました。
本の概要と実践方法
■本の概要■
・アクノレッジメントとは、目的地にたどり着くまでのエネルギーを供給すること。
あなたの存在を認めている、という承認がそれにあたります。
ほめる、任せる、叱る、あいさつする、声をかけるなどあらゆる事例が紹介されています。
まず書籍を読み、重点事項を手帳のマンスリーページにまとめました。
実践方法はこちらです。
・・・月初の段階では、どうやって実践していこうか試行錯誤。
実践からの気づき
①コミュニケーションタイプ分け診断をする。
著者が経営されている株式会社コーチエィ様の「タイプ分けTM」診断テストから抜粋したものが書籍に掲載されています。
(完全版はこちらから有料診断可能です→https://test.jp/about/cti/)
家族全員分、私が思う見方で点数化してみました。
・人や物事を促進していく「プロモータータイプ」:次男
特徴:オリジナルのアイデアを大切にし、活気あることを好む。仕切るのが得意。感情表現豊か。
承認:ほめてほめてほめまくる。エネルギー源が「関心」。
・全体を支持していく「サポータータイプ」:夫
特徴:人の気持ちに敏感。気配りに長ける。人から認めてもらいたい欲求が強い。
承認:頻繁に感謝する。無意識に努力に対する評価を求める。
・分析や戦略を立てていく「アナライザータイプ」:長男、娘、私
特徴:多くの情報を集め、分析・計画を立てる。慎重。感情は外に出さない。
承認:具体的にアクノレッジする。専門性に対する認知。相手のスピード館を尊重。
※この3つのほかに、「コントローラータイプ」がありますが、我が家にはおりませんでした。
タイプの特徴はすべて当てはまるわけではありませんが、タイプ別のアクノレッジメントはとっても当てはまっている!と感じます。
次男は本当に「天才!」「かっこいい!」だけでとっても満足するタイプです。
夫は自分の担当であるにも関わらず、「洗い物しといたよ」「ごみ捨てといたよ」と常に感謝の言葉を欲しています。
そして単純な褒め言葉だけでは深く響かないのが、長男と娘と私です。
アナライザータイプが難題だな
実際自分の場合で考えてみると、「すごい!」「天才!」と言われると嬉しいけど、毎日だとただ乗せられている気分になると思います。
「ご飯作ってくれてありがとう」「掃除してくれてありがとう」と言われるのも嬉しいけど、「はいはーい」くらいの感じ。
言われて嬉しいのは、「その仕組み考えたの!?」とか「よく怒らず冷静に対応できるね」とか・・考えて行動していることを褒められるととても嬉しいのです。
②一人一人をよく観察し、褒める
・プロモーター次男の場合
とにかく毎日「天才!」「かっこいい!」とたくさん褒めました。
以前からよく単純な言葉で褒めていたので、大きな変化はありませんでしたが、「お風呂入れれるの!?4歳なのにすごい!天才じゃん!」と毎日褒めていたので、「お風呂入れる担当」に任命され、毎日喜んでお風呂を入れてくれます。
・サポーター夫の場合
顔を見たらなるべく(←)感謝を伝えました。
これまでの日常としては、「洗い物やっといたよ」と言う夫に、(それ担当だから当たり前じゃん。そんなこと言うなら私は洗濯も料理も掃除も育児もやってますけど)と内心思いながら、「あーありがとね」とそっけなく言ってました。
以前も感謝を伝えようと意気込んだことはあるのですが、うまくいかなかったので、「感謝を伝える」のではなく、私が「褒める練習」をするのだと思って取り組みました。
とりあえず、朝起きたら「洗い物ありがとう」。
自分からただ一言伝えるだけで夫はとても満足そうな顔をするので、承認欲求が満たされるのだなと感じました。
・アナライザー長男の場合
一番苦戦しました。単純な言葉も嬉しそうだけど、もっと本質的なところを認めてほしいはず。
5月はGW明けということもあり、学校を「休みたい」という日が2回あったので、「自分で決めていいよ」と判断を任せたり。
夜は弟に意地悪をしていたけど、昼にお菓子を分けてあげていたので、寝る前には「あなたは疲れているとイライラするけど、心がとっても優しい子だよ」と伝えてみたり。
相手をよく見て、相手が日々どんなことを思っているのかを洞察して、どんな言葉を投げかけられたいのかを熟慮して、初めて「ほめ言葉」は発せられるべきものです。
アクノレッジ「承認」が人を動かす
長男をじっくり観察していると、弟と遊んでいる中でけんかになり、3発叩かれたあとに強烈な1発を喰らわせている。
1発が強くて次男が泣くので、いつも次男をなだめるばかりだったのですが、
「よく3発我慢したね」と声をかけると、
「・・・いつも次男が先にやってくるんだ」とぼそり。
長男は痛くても泣かないから、たくさんたくさん我慢しているんですよね。
平等に接したいと思っているのに、下の子を守ろうとしてばかりで、上の子の心を守ることができていなかったと反省しました。
長男に大きな変化があったわけではありませんでしたが、長男が意地悪をしたあとでもすぐ、私自身が長男のいいところへ目を向けるようになりました。
・アナライザー娘の場合
娘は本当にスローペースです。
ご飯を食べ終えるのにも時間がかかるし、アイスを食べると必ず溶けるまで時間をかけて食べています。
子どもの行為をよく観察して、それについて自分がどう思ったかを相手に伝えればいいのです。
アクノレッジ「承認」が人を動かす
とあったので、よく観察することを意識しました。
「ママ見て~」とよく声をかけてくれるのですが、娘の場合は見せてくれる時間がめっちゃ長い。
最近「ちょっと待ってね」が多くなってしまっていると感じていたので、今月は「すぐ見る!」を決意。
これまでは「ママ見て~」に対して「遅い・・・まだかな・・・早くしてよ」と思いながら見ていたのですが
「この子は何を見せたがっているのかな?」「また変なことしてて可愛いな」と思いながら眺めるようになりました。
「面白いこと見せてくれてありがとう」「それできるようになったんだね」と伝えるとますます増える「ママ見て~」笑。
でも同時に、娘が満足している表情も増えていきました。
③親バカって素晴らしい
私は人前で自分の子が褒められると謙遜してしまうと自覚しているので、あえて謙遜しないよう努めています。
本書の実践中、たまたますっごく親バカな方に出逢いました。
少し話しただけなのですが、「親バカでいいと思っているから言うんだけど、この子って本当に優しくて・・・」と延々と子どもを褒めていました。本人の前で!
その子はとても自信に溢れている!
子どもを「自分の所有物だと思っていない」と思っていたのですが、謙遜しそうになるということは、所有物だという潜在意識があるのかもしれません。
「自分の子ども」ではなく、「一人の人」として尊敬しているところはたくさんある!
もっと子供の前で、親バカ発言をしていこうと決めました。
④その他取り組んだこと
手帳のマンスリーページについては、本書「LESSON2 褒める、認める」にある項目について出来たことを書き出しました。
実践した感想、まとめ
1ヵ月実践した変化をまとめると
<実践前>
・具体的に褒めるのは苦手
・褒めた方がよいとわかっているけど、毎日褒めてたっけ?
・すごい、かっこいいなど簡単な言葉でしか褒めていない。
↓
<実践後>
・褒めることに着目し、よく観察するようになった。
・親バカになりたい。
・褒め言葉じゃなくても、相手を観察し思ったことを伝えるだけで承認になる。
たくさん褒めたはずなのに、劇的な変化はなく、子どもたちはけんかばかり。
でも・・・私がイライラを引きずらなくなったのです!
何かアウトプットできるよう、必死に褒めることを探していたからかもしれません笑。
褒めると何かを積極的にする・・とか、子どもの自己肯定感が・・とか、そんなことはどっちでもよくて
褒めると子どもの嬉しそうな顔が見れて私が嬉しい。それだけで十分です。
最後に私がこの本を読んで実践してみて考えたこと。
巧みな褒め言葉を使わなくても、よく観察し、思ったことを伝えることがアクノレッジになる。
もっと親バカ万歳で、「人前で褒める」を実践していきたい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
実践の様子はTwitterでもアウトプットしています。
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